







上段:葉山一色海岸にてラダー点検、海面すれすれを飛び交うミズナギドリたち、江ノ島沖通過。中段:浮遊するハシボソミズナギドリ、洋上おやつ、元気な姿を見たかったよ、海亀さん。下段:なかなか近づかない真鶴半島、岩海岸・弁天島、上陸。
6月29日(木)、曇りのち晴れ、ガス、気温28℃、南西~南東風0~3m、波高0.5m、干潮13:08,満潮5:54、日出4:29、日没19:01、中潮。
葉山一色海岸5:45~江ノ島沖7:08~烏帽子岩沖7:46~大磯港沖10:30~真鶴・岩海岸14:45。陸地より5~10kmの沖合いを約60km航行。所要時間9:00。
「タンデムで中長距離漕ぎをしよう!」の第1弾。かなりガスっていたが、jogo氏のさすが!好ナビで三浦半島葉山~真鶴岩海岸を無事終えることができた。
当初は茅ヶ崎~真鶴往復にし、行きは海岸線の様子を見ながら沿岸を、帰路は沖合いを漕ごうと考えていたが、茅ヶ崎まで船を運ぶ労を省こうと、葉山から大磯か小田原か真鶴まで、行けるところまで一挙に漕ぐことに。結局、ガスと午後からのサーマル予報で、なるべく最短の沖合いをうっすら海岸線を見ながら航行した。キャプテンのコンパスワークは、葉山から江ノ島を、そこから二ノ宮を、あとは一路、真鶴岩海岸に照準を合わせた。
無寄港の9時間は半分はペチャクチャしゃべっていたせいか、あっという間の感あり。これがタンデム最大の強みかもしれない。しーかやっくうみうしの大野さんにお借りしたPaddlecoastのナキリ艇は居住性がよくとても快適だった。
外洋性の生き物を結構、見ることができた。夏は鳥の閑散期だが、オオミズナギドリがどこからともなく次々現れ、目の前で漁をする。翼の先端が海面をかすめそうなくらいにすれすれをグライド、斑の入った白い腹を見せながら反転し、再び霧のかなたに。猛々しさはなく、美しく穏やかでピュアな世界。天国ってこんなところじゃないかなと思う。
あたりに強烈な悪臭を放つ小動物とそれをつつくサメ。海面にきらめく銀色の吻を突き出したサヨリ。目ざといキャプテンがほらほらと教えてくれるのだった。フジツボが付着したドラム缶と見えたものは、甲羅にカメノテを養いつつも、魂の抜けてしまったウミガメだった。
茅ヶ崎から大磯にかけての海岸線はクロマツの林が延びて、いかにも東海道という感じである。またまた鎌倉海岸でクロマツ再生をと願う私。相模川河口沖は漂流ゴミが多く、出入りする船が引いていく油脂の航跡も。
どんなパドリングをしたらいいか、いろいろやってみた。トルソー・ローテーション漕ぎ(体力消耗するので向かない)、∞漕ぎ、レース漕ぎ。千本漕ぎ。遠くからキャッチするのはやめて、なるべく後ろまで引っぱって漕ぐ。が、キャプテンはなるべく前からキャッチしようとしていたらしい。
小田原あたりから、サーマルが強まり、向い風に近くなり、兎もちらほら。時おり砕け波がデッキを洗う。手首の筋が痛み始め、持つかなと心配になる。「もう少し沿岸を行ったほうがよくない?」と直訴するも「最短距離を行って、早く上がったほうがいい」とのお言葉。真鶴半島が近づいてくると痛みを忘れる。最近のウィークポイントは手首なり。
岩海岸の手前にある小さな鼻の緑が目にしみた。14:45、2月にISOさんと漕ぎ出した懐かしい岩海岸に上陸。海の家が立ち、海面はロープで囲われ、すっかり夏の浜辺になっていた。
葉山まで電車で戻り、車をとってくる予定だったが、大野さんの御好意に甘えて迎えに来ていただく。大野さん、レンタルと回収、本当にありがとうございました。
タンデムの良さや、相模湾沖漕ぎの面白さを知った貴重な一日だった。洋上でサッカーW杯談義中、私が「日比野克彦氏が勝つだけがサッカーじゃない、その国らしさを発揮してもらって、みんなが美しくなりたいとうようなことを言ってたよ」というと、jogo氏「それはアーティストだからですよ。シーカヤックもそうだと思う。日本人にはそれが欠けている」以前にも彼が「シーカヤックにはソーゾーリョクが必要だ」というから「それってcreationのこと?imagination?のこと」「両方」というような会話をした。
体力、漕力、スキルをアップさせて、オリジナルなコース、テーマ、スタイルを追求したいものだ。
最近のコメント