海のセリを食す
【漕ぎレポ】2月9日(土)曇り→みぞれ→弱雨、気温4℃、水温16℃、日出6:35、日入17:17、北風4m、波高0.5~1.5m、満潮6:43、干潮12:29、中潮。
コース:鎌倉由比ガ浜8:30~七里ガ浜~江ノ島~由比ガ浜12:30
仕事も家庭サービスも忙しい毎日、暇を見つけては寒中、自主練習してるOさん。そんな彼にぜひjogo氏を紹介したいなあと思い、サーフ練習をお願いした。
とはいえ本日の朝の外気は2℃。だれかやめようって言い出してくれないかしらんと思いつつ、コロコロに載せた船を引いて由比ガ浜へ。陸からオレンジのジャケットに身を包んだニコニコ顔のOさんが登場し、海から後ろ向きにサーフィンしながらjogo氏のスパルタンが静々と上陸。
海はいたって穏やか。材木座のさざ波でサーフ練習ならラクチンだなと内心ほっとしてると、センセイはすかさず七里ガ浜に行こうとおっしゃる。エ~ッ!沈したくない。
稲村ケ崎を越えると、富士は雲の中。箱根駒ケ岳とその左の二子山の凹面に雪がついていた。南東の水平線と接した空がやけに赤い。
七里ガ浜沖には初心者にはほどよい波が立ち、1時間ほどサーフィン指南してもらう。jogo氏は気持ちよさそうに何度も海面をすべり、サーファーのOさんもさすがバランス感覚抜群で波打ち際までよく波に乗っていた。私は2回くらい乗れたかな。
七里ガ浜に上陸して、ハンバーガーショップで暖かい物を食べて、サーフ講習は終了。jogoさん、寒中、どうもありがとう! 仕事に向うセンセイと、あとから合流した波男さんの逗子組と別れると、鎌倉組のOさんとlarusは江ノ島を目指した。時刻は10時すぎ。
漕ぎ出すと急に風が冷たくなった。腰越沖ではみぞれがチクチクとほっぺたに当り始める。干潮でむき出しになった江ノ島南東の岩礁に、背中が真っ黒でおなかが白、寒いのか、くちばしを背中につっこんだ見慣れぬ鳥が2羽。カヌーが近づくと、朱色の長いくちばしを見せて飛び去った。ミヤコドリだった。
島の南西端には釣り師の数が少なく、鳥の姿が目立った。ウミウ、コサギ、カルガモ、ほかの海ガモ、カンムリカイツブリ、トビなど。(七里ガ浜沖にもカイツブリ5羽。)
江の島西岸に上陸して、参道を抜けて江島神社へ。Oさんが大吉のおみくじを引き当てた。「失せ物」のところは何て書いてあったのかしらん。由比ガ浜に帰着すると、浜のてすりにロックしておいたドーリーが消えていたのだ。
帰路、七里ガ浜~稲村ケ崎にかけてよく茂っていた海藻アカモクを、少し頂戴した。腹ペコだったから、帰ったらこれご飯にかけて食べようと、それを楽しみに漕ぐ。
12:30、湖面のような坂ノ下海岸に帰着。家まで歩くほんの5分の間にグローブを脱いでたら、すっかり手がかじかんでしまった。フネの片付けを後回しにして、お風呂であったまってからアカモク料理に突入。
それは季節といい、色といい、形といい、風味といい、「海のセリ」だった。早春のあのほろ苦い里の野草に匹敵する食材じゃないだろうか。
さっとゆがいてから(鮮やかな緑色に変わる)たたいて、アカモク丼(生卵があいそうなのでまんなかに落とす)、おひたし(柔らかい先のほうを使う。鰹節と醤油をかける)、味噌汁、夜には天ぷらにもしてみた。一番のおすすめはおひたしです。残ったのを天日干しにした。ぬるぬるの成分フコイダンはガンの特効薬。
天日干しといえば、干したハバノリがとにかく美味だ。これも早く採りにいかなくちゃ。
日本近海には1400種もの海藻がある。昔は食べていたが忘れ去られたもの、その薬効が科学的に研究されはじめたもの、海藻にまつわる民俗など、調べたら面白そうだ。






































































17:00頃、坂ノ下海岸ではようやく浜への出入口が閉じられた。この海にサーファーが一人入っている。台風のたびに砂浜浸食の激しい坂ノ下海岸。ここに海の家が立たなくなって5年ほど経つ。










